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自律神経の不安定が 低体温を招く

12月 26th, 2009 at 11:39

『自律神経の不安定が 低体温を招く』
 私たちの血液中のすべての細胞は、骨の中心にある骨髄で製造されます。そして骨髄でつくられた造血幹細胞が細胞分裂して、赤血球、白血球、血小板になります。白血球というのは総称で、血液中に含まれる赤血球や血小板以外の細胞をまとめて白血球と呼んでいます。白血球は大きく分けて、リンパ球、顆粒球、マクロファージなどに分けられるが、その構成比率は、通常、リンパ球が約35%、顆粒球が約60%、マクロファージなどが約5%といわれています。
 そして私たちの体をウイルスや細菌の侵入から守ってくれる免疫システムの要をになっているのは この白血球です。
 マクロファージや顆粒球は、細菌などの異物を丸のみするという方法で退治しますが、敵が必ずしもマクロファージや顆粒球が食べやすい相手ではないこともあります。たとえば、花粉やダニ、ウイルスなどは、マクロファージには小さすぎて相手にすることが出来ません。
 そこで、リンパ球はこうした微小な抗原を相手に闘います。指令を出すヘルパーT細胞、敵と直接戦うキラーT細胞、そして抗体を敵に投げて闘うB細胞というふうに役割を分担し、連携プレーで敵を撃退します。また、貪食能をもつNK細胞や、年をとってから数が増える胸腺外分化T細胞は、単独で細胞を監視し、がん化した細胞など変異した細胞を片づけます。
 自律神経には、交感神経と副交感神経という二つの系統があり、それぞれが、脳の視床下部から指令を受けて、状況に応じた働きをします。交感神経と副交感神経からなる自律神経は、血管に巻きつくようにして、全身にはりめぐらされています。
 この自律神経が、免疫システムに深いかかわりがあり、白血球を構成する「顆粒球」と「リンパ球」という二つの免疫細胞が自律神経と密接な関係にあることが明らかになってきました(安保免疫システム論)。
 すなわち、交感神経優位のときには顆粒球の働きが活発化し、副交感神経優位のときにはリンパ球の働きが活発化します。したがって、「顆粒球」=「交感神経」、「リンパ球」=「副交感神経」という図式がわかれば、複雑な免疫システムもマスターできるのです。
 交感神経は、基本的に日中の活動時に活発になり、興奮したときや緊張状態にあるときにも優勢になります。そして心拍数を増やしたり、血圧を上昇させる一方、胃腸の働きを抑制します。また、交感神経は、顆粒球の分泌を助けます。
 副交感神経は、原則として、夕方から夜間にかけて休息するときに活発になります。副交感神経が優位になると、心身ともにリラックスします。消化液の分泌を促したり、腸管を活発に動かす一方で、血圧を下げ、心拍、呼吸を安定させます。睡眠に導くのも副交感神経の役目です。また、副交感神経は、リンパ球の分泌を助けます。
西洋医学では冷えや冷え性は病気と認めていません。しかし、病気ではなくても、足が冷えて眠れないなど、本人にとってはひじょうにつらいことです。そこで頼るのは東洋医学になります。東洋医学では「冷え」を「未病」といって、病気と健康の境目にあるものとしています。体の表面だけが冷たいだけならまだしも、それがつづいていると、やがて深部体温にも影響するようになるので、早く改善しておくことにこしたことはありません。
深部体温をつねに37.2℃に保ために、私たちはつねに体温調整をしています。暑い日には汗をかいて気化熱を放出し、体温が必要以上に上らないようにします。寒い日には肌や血管が収縮してできるだけ熱が外に出るのを防いでいます。この体温コントロールをになっているのが自律神経です。
 さて、体温を維持するためのエネルギーは、全身をめぐっている血液がもたらしています。したがって、なんらかの原因で血流がとだえてしまうと、血液が十分に供給されず、体温が下ってしまいます。自律神経の面から見ると、交感神経と副交感神経、どちらの神経が極度に優位になっても、体のバランスが破綻して、血流が悪くなり、低体温になります。したがって、自分が交感神経と副交感神経のどちらに偏っているかがわかれば、その偏りを正すことで、病気を治すことが出来るので
血流量などの体内調整は、自律神経だけではなく、自律神経と内分泌系(ホルモンの分泌)、それに免疫系という三つの調整システムがお互いに作用しあい、三位一体となって行われています。ですから、体温は自律神経だけではなく、免疫系とも密接にかかわっています。
 免疫系の細胞である白血球のうち、顆粒球は約60%を占め、リンパ球が約35%、残りがマクロファージなどです。
 交感神経が優位になっていると、リンパ球の割合は少なくなります。そして、交感神経優位の状況がつづき、さらに低体温になると、リンパ球の割合は30%以下に減ってしまいます。交感神経が刺激されるとリンパ球が減るのは、リンパ球は副交感神経の支配を受け、顆粒球は交感神経の支配を受けているからです。
 一方、低体温状態から脱して体温が上昇すると、今度は副交感神経が優位になっていくため、リンパ球の割合が高くなっていきます。ところが、リンパ球があまりに増えすぎると、今度は逆に体温は低下してしまいます。そして、リンパ球の割合が50%以上になると、再び低体温領域に入ってしまいます。それは、副交感神経が優位になりすぎている世界なのです。
 つまり、白血球のリンパ球が少ない状態にぶれても、多い状態にぶれても、体温は低くなります。体温が低い状態というのは、酵素の働きが悪くなっているわけですから、当然ながらさまざまな病気にかかりやすくなります。
 しかし、リンパ球が多すぎる場合と、顆粒球が多すぎる場合では、かかりやすい病気のタイプがそれぞれ違います。交感神経優位で顆粒球が多すぎる状態のときは、胃潰瘍のように組織が破壊されるような病気が多くなります。これは、顆粒球が死んで細胞質が壊れると、細胞中の活性酸素が放出されますが、活性酸素は、周囲のものを強力に参加させてしまう作用をもつので、顆粒球が多くて活性酸素も大量に放出されると、まわりの組織がどんどん酸化されて、壊れていくためです。
 一方、副交感神経優位でリンパ球が多すぎる場合、今度はアトピー性皮膚炎やぜんそく、花粉症といったアレルギー性の疾患が起きやすくなります。
 アレルギー性の病気は、ダニやホコリ、花粉などに対して抗原抗体反応を起こす病気です。この抗原抗体反応をになっているのがリンパ球です。
 リンパ球がたくさんあれば、細菌やウイルスなどの敵を排除する力が強いのですが、あまりに多すぎると、ふつうは敵とみなさないものにまで過剰に反応してしまいます。その抗原抗体反応によって、皮膚炎を起こしたり、くしゃみ、鼻水がでたり、ぜんそくの発作を起こすのがアレルギー性の病気なのです。

ストレスには、激しい活動のほか、感染症の傷、痛み、排気ガス、農薬、環境ホルモンなど、体にダメージを与えるものと、精神的なストレスがあります。
 ストレスが低体温の原因になるのは、ストレスがあると交感神経を緊張させてしまうからです。たいへん強いストレスがあったり、弱いストレスでも長い間続いていると、副交感神経がうまく体をもとに戻せなくなってしまいます。こうなると交感感神経優位の状態になってしまい、低体温になってしまいます。こわいのは、交感神経優位の状態が長い間続いてしまうことです。

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